やもめんが大好きで何回も通ってるお店です。年間の入店回数は発射回数を上回ります。
シャリキンサワー類、シャリキンホッピー、ホッピー三冷、ホイスすべて楽しめるお店です。もちろん氷入りも可能です。一つのお店でこれだけ多様な飲み方ができるおところは他にはなかなかないです。
家から遠くてなかなか行けないのが寂しい、そう思わせる愛しいお店でもあり、やもめんの飲み屋品質基準となっているお店です。この店を基準に居酒屋のISOを作ればいいのになあと思います。
理由は、大衆居酒屋であるにもかかわらず、店員さん、客層の雰囲気が良く、清潔で仕事が丁寧。超強炭酸、強シャリキン、品質の高さが他店の追随を許さないサワーが吞めます。
そんな理由でファンも多く、常連さんが多いですが、カウンターでお酒を静かに楽しむ方が多く、大衆居酒屋によくある村社会な感じのアウエー感はないですね。「新入りが来たぜへへへへ」みたいな明日のジョーの少年鑑別所的な感じはないです。ジョーみたいに気にしない方はいいんでしょうが、なかなか大衆居酒屋の暖簾くぐれない方は多いと思います。自分はそうでしたからね。
店がキレイで店員さんの雰囲気も良く、女子も連れて行ってシャリキン吞める貴重なお店、値段もリーズナブルなのでデートでシャリキンを楽しみたいなら絶対オススメのお店です。
本日は友人と2名で訪問しました。
時間は夜の7時金曜日です。カウンターはほぼ満席、テーブル席が空いていてラッキーでした。こちらは予約不可です。テーブル席が満席でカウンター空いていると、3名くらいまでならグループでいって、カウンターに座らせてもらえます。
さあ、ファーストコール何にしましょう。何時ても悩みます。今夜の良し悪しはこの一杯で決まる、ゲン担ぎにもならないこだわりを持ってます。
一杯目は「ホッピー 白 三冷」です。
来ました〜、グラス、キンミヤ、ホッピーすべてが完璧に冷され見た目も綺麗な三冷ですねえー。
これを美味しそうに仕上げるのは私の仕事です。ということで、勢いよく注いでみます。
いやあ、我ながらよくできた。記念撮影です。美しいですね、ホッピーは半分残ってます。あとで、中をおかわりです。やはりホッピーは三冷ですよね。氷なんか入れちゃいけませんよね。ホッピーが推奨する飲み方にも書いてあります。
焼き物が来る間に一品料理を頼みます。こちらは机の上のメニューとは別に白板にのみ書かれている週替わりの物があります。白板には机の上のメニューの一品料理も一部書かれています。白板にしか書かれていない一品料理は週替わりのことが多いので、こちらを選びます。
続いて焼き物。こちらは他店同様、味付け選べるようですが、僕は面倒なのでいつも「おまかせ」と言ってお願いしてます。何度も頼みますがいつも美味しいので、これが一番美味しい味付けだと信じて疑わないです。
そしてやってきた自家製わさび漬けとふろふき大根です。うまーいです。いつも綺麗なお皿に綺麗に盛り付けてくれます。こう言う細かい丁寧な仕事をどんなに忙しい中でも確実にこなして提供してくれるところが大好きです。
この店に来て絶対に外せないのは「レバー」です。これはお任せすると塩できますので絶対に塩でお願いしてください。ごま油&ニンニクで食べるのですが、絶妙な焼き加減。一本一本丁寧に焼いている事を実感する一品です。
お酒が進み、いよいよシャリキン投入です。
このお店はシャリキンは宣言しないといけません。サワー類で+50円するとシャリキンにできます。できる飲み物とできない飲み物があるので、自分が飲みたい飲み物について聞いてみるといいです。
私は定番の「酎ハイレモンをシャリ」です。これで通じます。コダマサワーとは一緒に来ませんが、サワー系は強烈な炭酸がわかります。最後まで炭酸を感じて飲む事ができる、これが大事ですよね。
これがその「レモン酎ハイ シャリバージョン」 圧倒的な存在感。ナイスシャリです!
シャリのでか盛りです。これは氷でなくて全部シャリキン。レモンが、座礁し沈みゆくタイタニック号のようです。デカプリオが放り出された北大西洋の海原を彷彿とさせ、ま楽団の演奏、ピーピーと笛の音が聞こえてくる。。。妄想はやめてのみましょう。
かき混ぜるとわかりますが、シャリキンの量ハンパないですね。確実に炭酸よりもシャリキンの量が多く隆起しています。
一口飲みますが、完全にシャリキンという食べ物ですね。山盛りで質の良いシャリキンを五感で楽しむ満足感。シャリキンも長時間シャリキンとして溶けずにありつづけます。この量、存在感、他店では体験できません。酎ハイという名前を借りたシャリキンです。酎もハイもなくシャリシャリです。シャンシャンの次はこれで決まりです。
焼き物が届きます。手羽先、頭あぶら、鳥もも。かしらアブラは白板メニューなのである時とないときがあります。手羽先はグランドメニューなのですが、人気商品で品薄なことが多いですね。
しいたけ、プチトマトチーズ、もち肉巻き。プチトマトって焼くとおいしいですねえ。
もち肉巻きは是非食べてもらいたい一品ですね。ちょっと甘めなので、緑茶ハイを頼みます。緑茶ハイはシャリキンできません。もち肉巻きを食べてスイーツ感覚で締めてご満悦です。友人に言わせるとこれを食べるとシメのラーメンを食べに行かなくても気が済むと言ってました(個人差あります)。
だいたい、この店来てシャリキンもしくは三冷で4杯飲んで1杯氷入りの酎ハイにするとイエローゾーン。シャリキンもしくは三冷で5杯飲むとレッドゾーンという自分の物差しがあり、イエローゾーン突入したので帰宅することにしました。
町田というと、小田急線と横浜線が交差し、最近でこそアクセスの良さからちょっと小洒落た店が出来てきましたが、昭和生まれのおっさんには、東京か神奈川か悩む立地。神奈川に間違えられてさらに、横浜か、川崎か、相模原か悩まれるという東京都下の街。
多くの団地、マンションが林立し、おっさんファッションは昭和ヤンキー臭香抜けず、その子供にまで遺伝。1990年代まで田んぼなる赤線が町田駅のすぐそば、相模原よりにあり、境川という小さい川の橋ひとつで神奈川県と警視庁が分かれ、それぞれの管轄からダッシュで逃げだすことができるというなんとも怪しげで中途に栄えていた街がイメージです。
そんな町田で唯一男気を見せ、本物のいいものを楽しみたい、そんな人たちを惹きよせる素敵なお店なのです。
ごちそうさまでした!