寒い夜でしたが、半蔵門線 水天宮前駅から歩きます。都営浅草線 人形町駅からの方が近いですねえ。
細い裏道にある味のあるお店です。お店の入り口が雰囲気を出していい顔をしていますねえ、路地裏の風景を作り上げてちょっとした隠れ家みたいですね。
時間は夕方の5時過ぎでしたが、カウンターはほぼ満席です。カウンター8席、4人座れるテーブル席が3セット。カウンターにはすでにお客様がいたので写真とりませんでした、こちらがテーブル席です。カウンターの横がすぐこのテーブル席というこじんまりとしたお店です。
このお店を切り盛りするのが、いなせなお兄さん2人と、大将。3人とも粋な感じがプンプンしてカッコいいですねー。お客の数に対する店員の比率が高いから、非常に接客がいいですよね。すぐ、目の前で仕事してくれるのでとても声をかけやすいです。
さあ、ファーストオーダーは何にしよう。こちらサワー系の種類は多くはないです。定番のサワー類でうまくまとまっています。下町だからホッピーだよねえってことで、ホッピー黒で始めることにしました。
待つ間に料理を選びます。カウンターにはネタケースがあり、焼かれるのを待つ串が山盛りです。どれもキラキラいい色で輝いていて新鮮さが目でも伝わってきます。
お通しとホッピー登場。
ここはお通しがつくのですが、豪勢ですね!お通しの域を超えてます。野菜が高騰している中、キャベツとキュウリの登場です。味噌をつけて食べるのですが、この味噌も美味いですねえ!ホッピー黒シャリキンと記念撮影。
シャリキン持続時間はちょっい短いですね。ゆるシャリ系です。お料理が出てくる間にきゅうりをポリポリしながらお店の観察します。ふと上を見るとなんと!こんなお札が!
シャリキンの看板をしょってる店なんですね!キンミヤのマークやポスターがお店を飾っているのはよく見ますが、シャリキンの看板があるとは思いませんでした。カウンターに座ると見えますよ。
きのこのホイル焼きが到着。シンプルな味付けがきのこの旨味を引いたてます。
そして焼きものが登場です。こちらは塩、タレ選べるのですが、今回は「おまかせ」でオーダーしてみました。
左からレバー(塩)、チレ(塩)、カシラ(塩)、ハラミ(塩)、テッポウ(タレ)、ツクネ(タレ)。どれも大ぶりな焼きものです。
レバーの焼き加減が最高!どれも焼き加減は文句なし、塩でいただくのが美味しいですねえ。カラシは辛くないですよ。
わしわし食べながらレモンサワーを頼みます。こちらのレモンサワーは「レモンたっぷりサワー」といいます。
キンキンに冷えたグラスにシャリキン、レモンカット3切れ、まさにレモンたっぷり。グラスの飲みくちに塩のソルテイー仕様。甘みを感じるので、レモンのシッロップが入ってますね。炭酸はもっと強くてもいいかなあ。
レモンサワーともつ焼きの相性の良さからあっという間に平らげてしまいます。まだまだお腹に入りそうなので恒例のマカロニサラダとアスパラガス網焼きを追加注文。
ここの料理は全般的に盛りがいいですね。2人でシェアして食べれる量です。マカロニは洋食屋というよりは、昭和的家庭的なマヨネーズ感ある緩めのマカロニで懐かしかったです。アスパラもシンプルに塩味でいい焼き加減。歯ごたえも楽しめて美味しいですね。
料理がまだあったので、最後のオーダー、大衆酒場定番の「バイスサワー」を頼みました。
なんと!バイスサワーが瓶で提供でなくお兄さんにサーブされて出てきました。オーマイガー、シャリキンじゃない〜。うーん、リサーチ不足でした。サワー類は全部シャリに決まってるという思い込みですね。やり直しでホッピーに戻るわけにもいかず。。次回リベンジを誓います。
うーん、欲を言えば炭酸強いのがいいなあ〜。。。コダマサワーは偉大だと改めて認識。サワー一つとってもお店の個性があって楽しいですね。
一人心の中で大騒ぎしている最中も、いなせなお兄さんたちが寡黙に黙々と仕事をこなしてます。やりとりの言葉数も少なく、阿吽の呼吸で切り盛り、いやーカッコいいですねこの雰囲気。この、寡黙な連携ができるのは、おそらくは家族経営なのかもしれません。
最近、店員さんが元気いっぱい、大声で掛け声復唱する系多いじゃないですか。僕は苦手なんですよねえ。なんか落ち着かないですわ。軍隊じゃないんだからって思います。
飲みに行く時は、落ち着いてほっとしたいんですよ。若いころみたいにとことん飲むぞーって感じじゃないですからね。酒場は癒しの場です。最小限の会話で黙々ときっちり仕事している空間が落ち着いていいですねえ。ここは静かにゆっくり呑めるそんなお店です。
ごちそうさまでした!