大衆酒場で大人気のキンミヤって?

大衆酒場でおっさんに絶大な人気を誇り愛されている「キンミヤ」。

私にとっても一番楽しむことが多いお酒です。

宮崎本店のホームページや販売されている名称は「亀甲宮焼酎」となっています。

ラベルを見ると「キンミヤ焼酎」と書かれており、金色に宮の字がトレードマーク。

亀甲宮焼酎であり、キンミヤ焼酎でもあり。

うーんなんでだろう?いつも考えているうちにお酒が進み、考えているうちにどうでも良くなってしまうので、シラフの時になぜキンミヤという愛称になったのか調べてみました。

宮崎本店 とは

まずは、製造元の宮崎本店さんを調べてみました。

宮崎本店さんのモットーをホームページで見つけました。

「創業以来、「品質本位」を社是とし、専ら「酒米から引き出す本来の酒の味」を求めての一筋を歩んできました。」

なるほど美味しいお酒を作るこだわりは品質本位のおかげなのですね。

さて、創業はいつなのでしょうか?

創業は弘化三年(1846年)です。 創業172年(2018年現在)、江戸の末期から美味しお酒を作り続けてきたのですね。創業100年を超えて続けてこれたのは、品質のこだわりだけでなく、地域への貢献や、時代に合わせて色々な工夫を積み重ねてきた結果なんでしょうね。

現在は総合酒類メーカーとしてキンミヤ以外の焼酎、日本酒、みりん、ウイスキー、リキュールも製造しています。

ホームページを見ると沢山の商品が製造されていることがわかります。

キンミヤの誕生

総合酒類メーカーとなる際に、商標を決めたそうです。

焼酎、みりんについては「亀甲宮」、日本酒については「宮の雪」

焼酎について当初は芋焼酎のみを製造し、その後、酒粕を原料とする粕取り焼酎に移行して行ったそうです。

大正のから昭和にかけて連続式蒸留機が開発されて、昭和5年に甲類焼酎(新式焼酎)の製造販売を開始します。その際に、従来の焼酎と区別をするため亀甲宮のマークを金色にしたそうです。これが現在のキンミヤになります。

お店からの注文を受ける際に、黒色の宮、金色の宮として受けていたものが「クロミヤ」、「キンミヤ」と製品として呼ばれなくなった後「キンミヤ」だけが残ったそうです。お店の人がつけた愛称なんですね。

これが現在は、宮崎本店さんの商標となり、甲類焼酎の代表名称となっているそうです。整理すると以下のような関係なんですね。

宮崎本店さん>亀甲宮焼酎>キンミヤ焼酎

まとめ

皆で読んでいた愛称が商標になるなんて素敵ですよね。親しみがわきます。あだ名が本名になる感じですかね?ちょっと違うかな。

亀甲宮は亀甲のマークに宮崎本店さんの宮のマークです。

この亀甲マーク、醸造業界では宮崎本店さん以外にも、縁起の良いマークとして広く取り入れられているそうです。「鶴は千年亀は万年」と亀は縁起が良い動物ですよね。

有名な醤油、キッコーマンもこの形です。

醸造業界は創業が古いため、江戸時代に縁起を担いで流行ったのかもしれませんね。実際に、亀のように万年続く老舗が数多く存在するので面白いですね。

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