落ち着いた宿り木的なお店で抜群のニラレバ 菊富士2号店 勝田台 

初めての店に行く道中は、いつもドキドキ、ワクワク、胸を躍らせ少し興奮気味で向かいます。事前に、食べログの情報を基に食べるものをリストアップ。オーダーのおおよその流れをあらかじめ作って店に入り、その場の雰囲気と流れでオーダーをします。アドレナリンが分泌されるドキドキ、ワクワク感は都心のお店に向かうよりも、郊外に向かう方がより大きくなります。初めての土地で初めての店。店の風景、店員、客層が作り出す独特な雰囲気。新しい経験は、ジャングルクルーズのようなアドベンチャー感を無垢なおっさん心に刻み込むのです。今宵もシャリキンクルーズのはじまりです。

降りた駅は京成線の勝田台。津田沼から特急で二駅の住宅街。帰宅時間ということもあり、ゾロゾロと大勢の人が電車から降りてきます。

目を引いたのは降車ホームに設営されたファミリーマート。通路はそんなに広くないので線路近いです。駅のホームにあるのに、種類豊富な菓子パンが印象的。このエリアの住人は皆さん菓子パンLoveなんでしょうか。それとも学生が多いのか。風圧で飛ばされないのか心配です。

駅前はありきたりな感じ。バス乗り場が多いですね。シャリキンがあるからやって来ましたが、口説き途中、合体前の大好きな女の子の家でもなければ絶対に来ない駅です。

壁一面で駅を象徴しています。夜空がしっかり暗い街 勝田台です。

駅からすぐの裏通りにお店があります。お店少なく周りが暗いので店内が燦然と輝いてました。平日の8時に入店。

カウンター中心、1階は大衆酒場独特のコの字型カウンターが複数あり、それぞれが連結した集合体で形成されてます。2Fはお座敷。店内は比較的新しく、明るく清潔です。客層は四十代、五十代中心で一人で来ている会社員のおっさんが多数。

メニューを見て今日の攻め方を考えます。焼き物は普通、刺身系は豊富ですがぼっち飲みだとちょい高め。一品料理は豊富で値段は普通。大衆酒場視点では、ひとまわり値段が高いので居酒屋とのハイブリッドもしくは、高級大衆酒場といえるでしょう。

シャリキン はホッピー白黒のみとのことでした。迷わずシャリキン ホッピー白。大衆酒場では焼き物は外して、一品料理を楽しむという、団鬼六  大衆酒場一品料理責めが好きです。

早速、シャリキン ホッピー白登場。見た目完璧、インスタ映えです。しっかり泡立ち、グラスキンキンでホワイトアウト。ホッピー的なビジュアルは言うことなしです。さて、肝心のシャリキン はどうでしょうか。グラスに後入れ、ホッピーもグラスに注ぎ出し、シャリキン後入れ、ホッピー中出しでの提供。

後入れの根拠としては、シャリキン の氷塊が浮いてます。シャリキン をかじってみますが、苦くはないのでおそらくは20度シャリキン ですね。安心して飲めます。質量は大きくてびっくりするのですが、総じて氷塊シャリキンはマイルドな仕上がりになりますね。加水で凍っているからかな?

まず、ホッピーのクリーミーな泡を少し楽しんで、割り箸でシャリキン 氷塊を粉々にしてホッピーに馴染ませてあげます。

マイルドなシャリキンホッピーが出来上がりました。煮込みどうふ、シマアジの刺身でスタート。煮込みどうふはすぐ出ました。

あーこりゃうまそうなのがやってきましたねえ。煮込み豆腐はもつ煮を引き連れての登場。豆腐の中まで味噌仕立ての汁が染み込んでる一品。味も味噌味が引きたち品が良いお味。

シマアジ登場。ツマが菊と穂紫蘇と、とてもお上品。菊富士という店名だけあって、綺麗な菊の花です。シマアジはピカッピカ!身が厚くてまずいわけないです。さすが、お刺身新鮮ですね。

カウンター中心でグループが少ないせいもあり、店内は比較的静かで落ち着いてます。BGMは演歌、演歌が心に沁みます。カウンター上には大皿でお惣菜が置いてあってどれも美味しそう。一人で来てもとても居心地のいいお店です。

シャリキンの実力が分かったので次は何にするか思案中。他のおっさんを見渡すと、サワーを飲んでる人は皆無、ビールか日本酒。その中に混じって素敵な輝きの焼酎ハイボール。美味しそうな予感がプンプンします。迷わず焼酎ハイボールをオーダー。酎ハイボールは店員のお姉さんがカウンター内でテキパキ作ってくれます。炭酸水の瓶を注いで、エキスを垂らしての登場。レモンスライスがアクセント。きくふじさんでは氷なしがスタンダード、渋いです。「コーヒーブラックで」に近い危険な大人の香り。氷入りというと氷を入れてくれます。

うんまいです、値段も相場相当の270円。きくふじさん、焼酎ハイボール大正解です。店での過ごし方が見えてくるとホッとします。ふぐ皮ポン酢と目の前の大皿に置いてある里芋煮を追加オーダー。目に入ってくると食べたくなりますね。

 

里芋煮は芋がしっかりしててイカの旨味もしっかりしてて期待通りの味です。

割烹的メニュー、ふぐ皮ポン酢はコリコリでなんとも言えないうまみ。

酎ハイボールをおかわりです。おかわりの数だけレモンスライスが増えていくようですね。店内を見渡すとお札発見。すわシャリキン認定店かと思いましたが、よく見ると社団法人 千葉県調理師会 調理師のいる店というお札です。食の安全に気をつけている、料理にこだわりを持っているお店です。最後のシメはフライ系かなあと悩みましたが、こだわり調理師さんがいるということなので、フライ系はやめてレバニラでシメることにしました。

そして登場したのがこちら。ニラがたっぷりのニラレバです。

いいですねえ!フライしたレバーをニラと炒めているのですが、臭みも全く無くてレバーの旨みを存分に味わうことができます。食感もとても良いです。味付けもむやみに濃く無くて上品です。レバニラと酎ハイボールがぴったり、ベストな組み合わせです。今日はいい試合運びができました、開始早々は様子を見て、中盤ペースをつかみ最後にクリーンヒット。チャレンジャーの気持ちを忘れずに攻め続けた甲斐がありました。

9時を過ぎた頃からカウンターが仕事がえりのぼっちおっさんで埋まっていきます。みなさん夜ご飯がわりですね、フライ系も人気があります。小綺麗でお店の雰囲気がとても良い一人呑みに最適なお店でした。

ごちそうさまでした。

お店の場所はこちらです

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