2018年住みたい街ランキング2位”おしゃれな大人の街”恵比寿にやって来ました。
恵比寿のふじ屋さんは(株)Mountain bullのブランドで、浜松町に1号店あり、2号店として恵比寿に2017年5月にオープンした比較的新しいお店です。ちなみに、町田にある大衆酒場 町田ダルマ酒場もMountain bullさんのブランドのひとつだそうです。
土曜日の夕方5時にやって来ました。長細い店内です。カウンター中心で広くはないですが店内は清潔です。スタッフの皆さんは20−30代の若いお兄さん、お姉さん4名でホール、焼き場でオペレーションしてます。
実は、非常に気になるメニューに誘われてこのお店にやって来たのでまずは聞き取り調査です。その名も”生シャリサワー”。生とか袋とじと言われる黙っていられない年代です。
お兄さんに生シャリはシャリキンを使ってる飲み物なのですか?と聞いて見ます。お兄さん曰く”こちらは野菜とフルーツを特別な装置を使ってジェラート状にしたものなんですよ。シャリキンは利用していません”ということ。大人の男なので冷静を装いますが、内心はガッカリですよ。
気を取り直してシャリキン生レモンサワーをオーダー。そして、もう一つのお目当て”デイゼロ”と言われる朝挽きもつ。低温調理のレバ刺があるのでオーダーです。言い方ですよね、デイゼロ。関係ないですが、小学校の頃の検尿もデイゼロですね。
シャリキン登場。ビジュアルがおシャリです。尖ってていい感じですが、よくみるとブロック氷入り。下がサワー、上がシャリで完全分離、フロートのような出で立ちです。
この尖り具合から行くと、純シャリではないですね。
そして、こちらが噂のマンゴーとにんじんの生シャリサワー。こちらも氷入りです。
そしてこれがシャリの正体。ジェラート。
美味しく楽しむためにとんちを働かせます。別のグラスをもらいブロック氷を取り出し、これ以上キンミヤが薄まらないようにします。
さて味見です。予想通りでしたが、パンチ力ゼロ。よく言えばとても上品、悪く言えば酔えない。友人曰く、とっても”おシャリ”な飲み物です。何杯飲んだら酔えるのか想像がつかないです。「ちょっと酔いたいわあ」というリクエストのは確実に答えられますが、しっかり酔ってやさぐれたいときはNG。
レバ刺しの登場。これは文句なし。プリプリで臭みなく美味しいです。
かじった断面ですみません。中も均一に加熱されてます。レバの濃厚な味と食感が活かされてますね。中心部の温度を75度に保ってじっくり加熱しているそうです。そして、外側の固くなった部分は削いで柔らかい部分のみを刺しとして提供してるそうですよ。贅沢ですねえ。
お通しがやって来ました。熊本県産の生キクラゲだそうです。リンガーハットでしか見たことなかったですが、こんなでかいんですね!キクラゲって。肉厚でポン酢のさっぱりした味付けが美味しいです。
続いてねぎレバ。ネギで見えませんが、こちらも刺しに近い焼き加減。濃厚な味で食感プリプリです。とても丁寧に焼いてあります。
シャリキンの量も品が良いので、あっというまに1杯目終了。続いてはちょっと工夫をしてオーダー。シャリキン生グレサワー。グレープフレーツと言わずグレで止めてるところがイマドキっぽいんですかね。
氷なしです。ちょっと安心します。サワー自体は果実がたっぷり入ってて美味しいんですよ。でも、酔えない。。おっさんには致命的だなあ。でも、これがおシャリな恵比寿シャリなんですよね。
牛ハラミ。コショウたっぷりです、シュラスコのように肉を楽しめる味付けがいい塩梅です。
どっさりパクチーとカレー肉豆腐冷やっこ。ドライカレーが甘目、パクチーと合わせて食べるといい感じになりますね。
まるちょう。こちらも品のいい味付けで脂の旨味を楽しめます。
BGMにおぎのめちゃんのダンシングヒーローに続いて、秀樹の傷だらけのローラです。メートルは上がりませんが、ロオーラア!ローウラア!と聞いているとテンションがぐんぐん上がります。
肋骨肉のさがり。こちらも焼き加減が絶妙、ナイスプレー。
頬上肉のこめかみ。粗挽きハンバーグのような不思議な食感ですね。
タン。肉厚です。
塩もつ煮込み。まる腸使ってますね、煮すぎたのかまる腸のプリっとした原型をとどめてないです。原型あったほうがいいなあ。でも、とてもお上品なお味です。
焼き物はどれもとても丁寧に焼かれています。焼き加減はレアに近くて私は好きですね。提供までに時間がかかるので一品料理を頼んで気長に待つのが良いと思います。生シャリサワーはどれもさっぱりしててうんまいです。
カクテルほど甘くなく、アルコール度数も低いのでお酒の弱い人でも悪酔いせず安心して飲めるますね。シャリキンで酔うのは困難(個人差があります)な女子力高いおシャリ店です。
ごちそうさまでした。