人類最強といえばヒョードルですが、柑橘類最強は文旦と言っていいでしょう。味、香り、大きさ、価格、賞味期限。全てにおいて他の柑橘類の追随を許しません。ブンタン、ザボン、ボンタンと呼び名も様々です。

江戸初期に鹿児島の阿久根市に渡来したのが始まりで、グレープフルーツ、ナツミカン、ハッサクは文旦のDNAを受け継いだ果実です。生産量では高知県が全体収穫量の97%を占めて寡占状態。その他、九州、四国各県が続きます。意外な事に東京都が全体の0.03%ですが全国10位の収穫高です。小笠原諸島で栽培しているようですね。
そんな文旦を贅沢にもシャリキンでいただく機会がありました。金比羅ふねふねお大尽遊びです。やまと屋さんでとってもシンプルにシャリキン+強炭酸+ぶつ切り文旦という酎ハイ。

文旦の上品な皮の香りが好きなので、皮ごと入れるのはとても良いアイデアですね。モヒートのように飲むたびに香りを楽しめます。

ナカシャリキンをおかわりしますが相変わらず良い香りが楽しめます。ぶつ切り分担のおかげですね。キンミヤに漬かった文旦を食べてもかなりうまいです。飲んでよし食べてよし香ってよしの三拍子。さすがキングオブキングオブ。柑橘界のチャンプ文旦。

スクイーズしたものもありだとは思いますが、シャリキンなのでナカソト方式が雰囲気出ます。潰し具合によりますが、風味が強いのでナカおかわり2回くらいはいけそうです。友人は2回お代わりして都合3杯楽しんでました。TENGA3回は厳しいですが、文旦3回は問題なしです。
家呑みの時にも楽しめますね。


美味しい串を食べていたら、この酎ハイの後に何を飲むかという問題が勃発。トリに持ってくるような代物を初っ端に頂いちゃったわけです、紅白で言えばいきなりサブちゃんが歌った感じ。後がかすれてしまいます。いろいろ考えてホイスにレモンスライスを入れてもらいました。サザン級のトリ。

やまと屋さんなのでレモンもでかい。負けず劣らず大変美味しいです。さすがレモン、庶民の味方。こちらも香りも良し、味も良し、色も良しの三拍子でとても美味しかったです。
柑橘系ナイトでした、春になったらニューサマーオレンジで試したみたいですね。ごちそうさまでした。
<おまけ>
よよいのよいっ、お大尽遊び第二弾は町田の名店 ALNILAMさんへ。

遅い時間は人気店なのでタイミングが悪いとなかなか入れません。空いててよかった!というお店。入れてラッキー。


ラーメン、チャーハン、ナポリタン。アルニラムさんの三種の神器で美味しいクラフトビールをいただきました。どれだけ食べて飲んでもきたくなる店です。居心地がいいんですよねえこのお店は。



お会計が終わるといつも大将が手がちぎれんばかりに振ってくれるのが嬉しいです。ごちそうさまでした。
