足を伸ばして南房総までやってきました。千歳というポイントです。サーフィンを始めた頃、友人に連れてフェリーに乗ってよく遊びにきたポイント。


ここ数年ご無沙汰でしたが、御宿、鴨川のポイントはどこもさえず、流れ流れてたどり着きました。
桜の季節ですが、こちらはまだ2分咲き。東京の方が咲いてますね。しかし、さすが房総、綺麗な花は咲き乱れて春の季節を感じさせます。

厚めのダンパーにさらわれながらたっぷり3時間楽しみお昼タイム。
友人と来ると必ず寄った定食屋さんに向かいます。久し振りなので営業しているか不安でしたがのぼりをはためかせて営業してました。

伝統的な佇まい、田舎の一軒家です。駐車場はとても広いです。


玄関を入ると奥のテレビからNHKのど自慢が放映中。さざんかの宿を歌う妙齢のお姉さんの微妙にビブラートのかかった、最後までのびきらない歌声を聞きながら靴箱に靴をしまいます。鐘は2つ。

人懐っこくて話し好きなお姉さま2名がスタッフです。いつ来ても「お兄ちゃんどこから来たの?」と言って話しかけてくれます。何がおすすめなの?とお姉様方に確認、本日のおすすめはお刺身。

フライも食べたかったので悩んでいたら、黙っておまかせ定食なら両方食べれると聞き迷わずオーダーします。

畳の上でNHKのど自慢を聞きながら過ごす日曜日の昼下がり。最高の贅沢です。
なますと冷奴と沢庵が箸休めで運ばれて来ます。当然のことながら話が始まり、さっきテレビで見た秩父の桜の素晴らしかった話をしてくれます。ご自宅の桜は2分咲きとのこと。

料理が届いてのど自慢も終わり、春の高校野球が始まりました。

刺身はぶり、あじ、いかの三種類。フライはエビとアジ。聞けば、ぶりは今年はなかなか上がらず、今日は珍しく仕入れることができたそうです。今年三回目の水揚げとのこと。どのお刺身も脂が乗って美味しかったです。

アジフライもふっくらした揚げ具合。ふっくらしたアジフライはなかなか食べれませんよね。お米の量は多くは無いですが、おかずがたくさんなのでお腹いっぱいになります。

食べていると、奥から「お兄ちゃん、北海道の頭のハゲた人なんていうんだっけ?」と声をかけられたので、話の脈絡もわかりませんが「松山千春ですかね?」と答えます。「そうそう、その人よ、あースッキリした」という雑なやりとりもあり、親戚の家に遊びに来てんのか俺?という錯覚すらします。おかげで楽しい食事の時間を過ごすことができました。お腹いっぱいになって、このまま畳の上にごろりと昼寝して帰りたい気分です。沢庵もっと食べるか?と聞かれたので食後にお茶を飲み、追加の沢庵をポリポリいただきながらTVの高校野球の実況とスタッフのおばさまたちが繰り広げる雑談を聞いてのんびり過ごしました。

お会計して帰ります。「お兄ちゃん気をつけて帰ってね」とスタッフおばさまに外までお見送りしていただきました。

ごちそうさまでした!