野毛で夜ご飯。大衆酒場もよいのですが、混雑を避けてBARにやってまいりました。
駅から歩いて数分のこじんまりしたBARです。
ネーミングとエントランスがガチで昭和チックですが、下地作りのゼロ件目のつもりで突入です。
カウンターのみ、8名も入れば満席。
さすがにBARというだけあって店内はとても静かです。店内の明るさも程よく、マスターは見るからにとても感じが良くて優しい雰囲気です。
一人カウンターでホッピーのシャリキンをオーダー。マスターのこだわりは冷やしたジョッキということで、王道のホッピーを目の前で作ってくれます。シャリキンはパウチ使用。さすが、ホッピーの注ぎ方が玄人です。ドバッと入れて最後はホッピーの瓶を回転させるテクニック。
ちよこっとつまむものもありまして、まずはお勧めの横浜産無添加のさつま揚げ。たこ焼き風に出てきます。
マスターはいろんな話をしてくれます。岐阜県のご出身でこの道40年。三年前まですぐ近くで大きな居酒屋経営されてたそうですが、前々からやりたかったワンオペで目の行き届くバーを開店。
せっかくなので、前割りをいただきます。前貼りじゃないよといってくれた上に、昼間でもやかんって言ってねという小洒落たことも言いながら夜間の中の前割りを注いでくれます。
趣味は沢山あって、過去は山登り、お遍路、銭湯めぐり、今はお城めぐりで百城目指しているそうです。
地元横浜の炭酸。おりつるサイダーのジンジャエールを使ったシャリキン 。やはりグラスがいいと映えますね。おりつるサイダーはこんにやく屋さんが作った日本初のサイダーです。こんにゃくは冬が繁忙期。夏場の主力製品を考えていた時、こんにゃくの製造機器がサイダー製造に適してた事も重なり製造を開始したそうですよ。発売当時は米軍のお土産として重宝されたとか。昭和30年代から炭酸飲料ブームで大手企業続々参入、昭和40年後半に製造を中断。ご当地サイダーブームに乗って2014年から復刻させたそうです。
油揚げづけと鶏ちゃん焼き。どちらも飛騨地方のソウルフードとのこと。ちよこっとしたものでも美味しいです。
居心地の良さを売りしてるだけあって、いろんな話を笑顔で楽しそうにしてくれます。ほうば味噌。
結局、ちよこっとのつもりでしたが呑みすぎました。やけっぱちになって奄美大島のルリカケスの水割り。日本産ラム酒です。
趣味が多く、いろんな話をしてくれます。けん玉が得意ということで最期にもし亀と、浅間山荘を披露してくれました。出歩くことも多いそうで、営業時間は流動的。確認してから伺うのが良さそうです。
次はどうするかマスターに相談したところ、あかりがいいよというのでようやく本日の一件目。
しばらく歩きますが迷います。キャッチのお兄さんに尋ねてようやく到着。
入り口が引き戸で隠れ家的な感じのお店。
店内は古民家風で落ち着いた感じの大人が通う良いお店です。
すでに酔っ払いなので、シメのつもりで赤霧島のソーダ割レモン付き。お通しも豪華で美味しいです。
こちらは正統派居酒屋です。短冊に美味しそうなおつまみメニューが並びます。
サラダピザ
モモモッツアレラ
馬レバー刺し
お店でシメてるシメサバ
野毛というと、大衆酒場ばかりに目が行きますが、たまには静かなお店をはしごして一人デロンデロンに酔っ払うのも良いです。
ごちそうさまでした。