気にはなるけど入る勇気がなくて入った事の無いお店シーリーズ第2弾。いろはさんに続き、藤野屋さん。大人になったら入ってみたいと思い、30余年がすぎてしまいました。
市役所は移転し、街中華は無くなり、残るは花屋とバプ。そんな中、トンカツ屋の跡地に出来て36年、あの辺りでは老舗です。中町交差点近く、一方通行の車通りの多い路面店。外から中が見えないので、雰囲気、客層、気配は全くなく。日本酒専門店であることのみが唯一の情報。印象としては、中の様子が伺えないが売っているものはよくわかるという点で、アダルトなグッズ屋さんのようなお店ですね。
このまま入らず後悔するのは嫌なので、初入店。
なにしろ、外から雰囲気が分かりませんので、入るのはワクワクします。禁煙のマークあり、日本酒へのかなりのこだわりを感じます。おそらくは、日本酒への日光も嫌って外から見えない感じになってあるのでしょうね。
店内はカウンター中心。テーブル席もあります。驚いたのはこあがりがあって、カラオケもできる。
カウンターに座るとお通しの菜の花?と自家製のおしぼり。このおしぼりが強烈。何が強烈かといえば、とにかく熱い!体育会系のおしぼりです。猫手で熱いのモテないのですが、ハフハフしながら顔を拭いた次第。でも、この季節に生ぬるいの渡されるよりは良いです。癖になりますね。
日本酒専門店に来ながら、日本酒の知識ほぼゼロです。そんな私でも知ってる十四代。若かりし頃ブームありましたが、高くて飲めなかったので今夜は敵討ちです。しかも、純米大吟醸三種セット2000円!。素人でも安いと思える値段。呑みくらべです。
和紙の上に並べたられた70ccのグラス。3杯飲むと一合強。
まずは本丸。新酒 秘伝玉返し!相場わからないので調べてみましたが、アマゾンで見ると1本3万オーバーで小売されてるのですねえ。
続いて注がれたのは十四代 酒未来白ラベル。大吟醸です。こちらもググってみたら約8万!知らずに呑んでた自分が恨めしいです。。
最後は十四代 純米大吟醸。こちらは5万!
三役揃い踏み。ちなみに十四代の焼酎も置いてあるそうですよ。
そして、なにもいわなくてもお水を出してくれます。いわゆるチェイサー。日本酒と同じ量お水飲めば翌日大丈夫だからってことで出してくれてるそうです。美味しいからって日本酒を飲みすぎて嫌いにならないでねって言う心遣い。このあたりに大将の日本酒愛を感じます。日本酒だけでなく、呑んでる人のことも考えてくれてるのですね。
目の前の魚を眺めながらペロリペロリとお酒を味わいます。呑むのが勿体無い。貧乏性です。
大将が、「自分の好みがわからない人は、飲み比べないとよくわからないから飲み比べると自分の好みがわかるよ」とアドバイスしてくれました。なるほどその通り。恥ずかしながら、全部美味いので好きも嫌いもなくて、八方よしです。
そしてさらにアドバイス。オススメは、最初に高い酒を楽しんで、酔っ払ったらわけわからないから安い酒を楽しむ。なるほど全くその通り。しかし、色々な日本酒があるのですねえ。
大将のおすすめ通り、シメに300円の安めのお酒をお願いします。
とても頑固なお店なのかしらと思っていましたが、カラオケも二時間飲み放題コースもあります。大将が吟味した日本酒の飲み放題なのでどこぞの安酒で悪酔することはなさそうです。
飲み放題でカラオケしたら楽しそう。ちなみに一曲100円とのことでした。店はコンパクトですが、歌もお酒も座敷で楽しめる。
一杯、70ccというのはとても良いサイズです。飽きずに色々と呑めます。日本酒をよく知らない私でも楽しく呑めました。
日本酒を楽しみたくなったらおすすめです!ごちそうさまでした。