町田のイケてないところの一つ、町田の冠をつけた唯一の主要道路がしょぼいところでしょうな。とにかく渋滞がひどい。のろのろのろのろと昔ながらのつまらない景色を眺めながら246に抜けていくわけです。
のろのろ走ってますと、気になるお店が多数出てくるわけです。のろのろしてるから時間もないし、車を止めてまでいく気にもならない。しかし、何度も何度も通るとサブリミナル効果で逆に気になってくるわけです。
そういった意味では、車に乗っても行きたいお店となってくるので、ミシェランガイド的には星がもらえる、そんなお店が数々あります。そんなミシェランシリーズ。町田のハーレム金森、中華激戦区。二軒目並んで中華屋です。どっちか怪しいかは一目瞭然。創作台湾と本格中華の二本立て公さん。
とにかく、アピールが半端ないわけです。ご丁寧に職歴まで書かれております。中華は本格、台湾は創作、そして、ローストチキンもあるというカオスです。
が、何でしょうか。言えばいうほど怪しくなるというビジネス勧誘的な印象を受け止めてしまいます。太川陽介さんって言われてもねえ。美味いと言って帰ったのが気になるところですし、そもそも太川陽介さんってバス旅の蛭子さんといるとちょっと大人に見える人で、ルイルイ言ってて脱力系で大丈夫か。ってツッコミたくなるわけですよ。
とにかく、勇気を持って入店です。
想像通りがらーんとした感じの店内。お店の人も見当たりませんよ。。
扉を開けて、チリーンと鈴が鳴ったり、音がして気が付いてくれれば良いのですが、お客様はいませんが、なぜかテーブルには焼きすぎた餃子が置いてあります。
ランチで失敗した作り直したのかな。。
カウンター覗き込むとやっと大将を発見。何やら作業中でした。声をかけてカウンターに座ります。基本はカウンターオンリー。中華なのに回る卓とかないのです。
品数はかなり多く、いわゆる街中華の分野ですが、それぞれ大将なりに一捻りしてあって、薬膳を意識したりしてます。普通の街中華とは違うんだよ的なオーラを醸し出す作りになっている様ですね。さすが創作。
色々とあるので悩みますが、餃子と汁なし担々麺。
しばらくするとおばあちゃまが入店。馴染みの様で、ちゃんづけで呼ばれてます。カウンターに座っていつもの?と聞かれると大将がカウンター前の戸棚から角のびん。そして、氷を出してきておばあちゃまは一人ハイボールを作り出しますが、心なしかぼーっとしておりまして、蓋も開けられず大将が開ける次第。大将優しいです、お酒飲んで歩いて大丈夫なのか?と心配します。
さらにおばあちゃまが来店、こちらも馴染みのお客さんの様。あら、〇〇ちゃんいらっしゃいと大将。おばあちゃまはおもむろにガラケー取り出し友達に電話し出します。今ね、ついたのよ、もう餃子頼んでおいていいかしら?□□ちゃんもきてるのよー。そうそう、背の低い。素晴らしい連携プレーです。
肝心の餃子ですが、大将がこちらはお酢、こちらは唐辛子とニンニクの漬けたやつ、これで食べると美味しいよ。どうしても使いたいなら醤油はこちらと言ってました。
私は素直なので醤油無しでいただきます。餃子のあんにに味がついてます。
ニンニク唐辛子もさほど辛くはなく飯が進むかんじです、担々麺にも入ってました。
しかし、中華屋で夜な夜な中華あてにハイボールとは健啖ですなあ。
□□ちゃんも、私も餃子と大将にオーダー。大将 もうちょっと待ってねーと言いながら私の餃子とラーメン作ってくれています。
肉中心の餃子。お酒のアテに良いですな。
担々麺。辛くはないです。むしろ、さっぱり系ですね。ルーローハンに載せる肉が入ってますね。鶏肉チャーシューと、ニンニク唐辛子がアクセントで入ってます。
とにかく後期高齢者のおばあちゃまに人気があるお店であることがわかりました。お年寄りが、町田までバスに揺られて呑みに行ったりカラオケしたりするには遠いですからね。唯一の娯楽施設、ビッグエコーも無くなっちゃったので重宝するのでしょう。
店の雰囲気、客層は偶然かもしれませんが、ローカル色強く、高齢レディースの集会はインパクトあります。お料理はフツーです。カラオケも楽しめて差別化を図ってるんですね、街中華というよりは、スナックな感じで、レデイースに優しいお店ということが判明。
ちなみにおばあちゃまは醤油につけて食べてましたよ。カラオケに巻き込まれなくてよかったですわー。
これで町田のモヤモヤが一つ減りました。ごちそうさまでした!