今年の正月はいいタイミングで土日がついてきてエクストラ2日のロングバケーション。
湘南で初乗りしましたが、小波続きなので急遽千葉へ一泊旅行。お正月のハイシーズンなので漫喫にでも泊まって安く済まそうと言う魂胆。呑み過ぎでお金使いすぎました。子供部屋に住んでいますが、誰もお年玉くれないので節約します。
朝一部原で入ります。
お天気には恵まれて気持ちの良い陽気でした。ウエットを干しながら部原の駐車場で今日の作戦会議です。ググってみたところ、近隣に3500円の素泊まり民宿を発見。ネットで予約できそうなので計画を練り直します。前回、満喫に泊まったとことろいびきと咳の連発に脅かされて過ごしたことを思い出します。この季節、インフルエンザとかも怖いですからね。フラットシートで寝ても身体がでかいのもいけないのか、朝起きたら身体がバキバキになってました。
素泊まり民宿で15時にチェックインできること、個室でベットで寝れる事がとても魅力的です。漫喫とほぼ値段が変わらないので予約入れることにしました。booking.comで予約しました。オーシャンビューでベッド。トイレ、お風呂は別とのこと。
予約後すぐに民宿からメールが来ました。建物は古いですよ、ご飯はついてませんよ、お風呂は温泉ではなくて、自分でお湯を入れて使ってくださいね。洋室にはトイレバスあるけど、和室はトイレ、バス共用ですよという内容です。おそらくこの辺りがトラブルの元になるので念のためにメールしてくるのでしょうね。
気になったので利用者のコメントを読みます。口コミがよめるので旅行サイトやアプリは便利ですよね。
口コミによると、キンメの煮付け美味しかったとか、おかみさんに優しくしてもらった、一方で、近隣にお店がないので不便、お風呂が個性的であるということ、置物が多い、一部整頓されてないところがある。など、断片的な情報ですが好き嫌い分かれるようなことが書いてあります。
民宿は値段相当と腹をくくったほうが良さそうです。夜はコンビニのお惣菜になります。お風呂もやばそうな直感がしたので、お昼をきちんと食べ、夜は部屋食でお惣菜、お風呂は外で済ませていくことにしました、
さて、お昼ですが夜は刺身食えないので、昼に刺身食べにいくことにしました。御宿の白鳥水産へ。理由はないですが、部原から一番近くのお店でした。サヤンテラスの真前です。
うーん。駐車場広くて建物立派で綺麗ですが値段高いなあ。観光地だとこんなものですかね。
家族連れが多いですね。一人で来たのは私だけです。料理をオーダして待っているとバスがついて団体さんがいらっしゃいます。あーしまった、嫌な予感しかしません。観光旅行の団体さんくる店にお店に良店無しです。
見た目は、かなり良いですね、メニュー通りです。が、昨日の昼に町田で食べた庄屋の刺身定食が僅差の勝ちですな。ご飯は白鳥の圧倒的な勝利ですが、刺身が水っぽい。ハマチはわかるけど、マグロは地魚じゃねえしなあ。おまけに西京焼きもなんか、水っぽい。魚専門店だというところでこのクオリテイだと残念です。まあ、お正月で、きんぴらの小鉢がサービスだったので良い思い出という事で良しとします。ご飯をお代わりしてお会計。
さて、チェックインまで過ごす風呂を探します。黄金風呂を盗まれたホテル三日月はかなり立派な施設がありますがちょいとお高い。駅の近くにも千葉で最古の銭湯がありますが、14時半からの営業。最寄りのオートキャンプ場に併設されてるつるんつるん温泉を発見。無料休憩所もあるということなのでこちらでチェックインまで過ごすことにします。
車で野山を走ること10分。つるんつるん温泉に到着です。
オートキャンプ場の中の建物。入るといきなり演歌が聞こえて来ます。BGMかと聞いていると生声のようです。受け付けで800円を払いいざ入湯。
お風呂はさほど広くはないですね、銭湯と同じくらい広さ。洗い場はさほど広くはないです。色は褐色、ph8.2なので弱アルカリ性ですね。ヌルヌルした感じがしてお肌すべすべに感じます。皮膚病や神経痛に効く温泉です。温度も熱くなく気合無しに入れます。大きな窓があって近隣の山を眺めながらゆっくりとお湯につかり身体を温めます。周りに建物もないので、夜空を眺めながら入るのがオススメみたいです。星がたくさん見えそうなところですよ。
お風呂で冷えた身体を温めて無料休憩所に向かいます。かなり広い畳の大広間。真ん中にストーブ。座布団とローテーブルがあってこちらで食事ができるようです。お食事の値段も良心的、お米は窯で炊いてるそうです。ここでお昼食べれば良かったなあと後悔。そして、立派なステージがあり皆さんカラオケを披露しております。
小さいのを連れた家族連れの皆さんもいますが、圧倒的にご近所の後期高齢者の皆さんが多く、思い思いのおしゃれな格好をして気持ちよく歌っております。今時のお子ちゃまにはちょいとしたカルチャーショックでしょうな。手拍子もあり、色っぽい歌を歌うのねえとか歌った後のコメントもありでおばあちゃまもご満悦。歌い込んでいるのでしょう、みなさん歌がお上手です。ステージで歌を歌うなんてのはなかなかできる機会は無いですからね、何事も経験だと思いはしましたが、さすがに100円入れてステージで歌う勇気は無かったです。
結局、チェックインまで温泉→歌謡ショー→温泉→歌謡ショー→温泉と楽しみ、結構ヘロヘロになり民宿へ。温泉も入り過ぎると疲れますね。
民宿もつるんつるん温泉から車で約10分。途中の巨大スーパーBeisiaで夜ご飯を買って民宿到着。加賀屋さんです。金沢の加賀屋さんとはまったく関係無さそうです。船橋の加賀屋とも関係無いでしょう。
看板がありますが、入り口がわからないので玄関らしきところのピンポンをおしてみます。令和、初ピンポンです。旅館の女将さんでてきてチェックインです。中国の方ですかね、日本語上手です。前払いでお会計。朝10時前なら何時に出て行っても良いそうです。
お部屋がこちら。
冷蔵庫、ブラウン管じゃないテレビ、昭和の香りのする鏡台、湯沸かしポット、ドライヤー、タオルに歯ブラシ、髭剃りまでついています。かなり年季の入った立派な金庫まであります。立派な金庫が宿のアイデンティティを示してます。
ベッドはきちんとメークしてあり、毛布がかけ布団の上にかかっていて完璧です。助かるのは無料wi-fi。インバウンドのお客様狙いなのかな。クーラーは新しくて調子いいですね。
年季の入った鏡台と、チップとデールの敷物と、バービーの敷物が気になるところではあります。片田舎で、酔ってすけべ心でタイプでもない女の子の部屋についていったんだけど、酔いが覚めてきて我に帰る瞬間に見る風景みたいな感じですかね。しかし、昭和の見慣れた風景でもあり妙に落ち着く感じもあります。割れた手鏡と赤いルージュが鏡台にあったら演出的には最高ですな。
夜ご飯はお惣菜と宝焼酎。焼酎に飽きてきたのですが、近くに自販機も無し、どうすか考えて一工夫。部屋にあった唯一の割り材、緑茶ティーパックで緑茶ハイならぬ、宝緑茶。待つこと20分。色がついてそれらしくなりますね、お味はかなりワイルドな味がしましたよ。キンミヤにすればまた違ったかもです。これは非常食ですね、あまりおすすめはしません。
酔った勢いで探検です、噂のお風呂へ。ちなみに誰も入ってないことを確認してから撮影してます。
うーん、さすがコメント通りの風景ですね。鉢植えとと苔とオーシャンビュー。夜の海がキラキラと、曇ったガラスから見えます。お風呂の中に風呂桶をインしてますね、追い焚き機能はないので、お湯を入れて入る。ラブホテルかよ!って突っ込み入りそうですが、知らない人の入ったお風呂は嫌って人には良い仕組みですよね。
建物自体、エコ推奨で無駄な電気はつかっていません。廊下の明かりがついてないからかなり迫力ある懐かしいお化け屋敷的な凄みがありました。お手洗いは温水シャワー付き、新しくて良かったです。
翌朝は早朝に出発。宝焼酎の瓶が残る行きずりの部屋とはおさらばです。玄関に鍵を置いて何も言わずに出て行きます。そのまま部原の小波でサーフィン。
朝ご飯はセブンイレブンで簡単に済ませるか悩みましたが、贅沢に隣のデニーズにしました。モーニングセットにはドリンクセットがついてセブンカフェのコーヒー飲み放題です。納豆つけてちょっとした贅沢です。
朝早くから地元の皆さんが朝ご飯食べにきてるみたいで年始の挨拶してますね。ご夫婦で朝ご飯、優雅ですなあ。漁業関係のメンズの皆さんもブラックファーストミーティングやってるようですね。傍目で見ると酒入ってんじゃないかという感じのワイルドさなのですが、みなさんコーヒー飲んでまじめに議論してますね。腹いっぱいセブンカフェ呑んで出発です。
そしてかねてから食べたかったとしまやのお弁当を購入。赤い看板が目印。バー弁か、チャー弁にするか悩みますが、人気のおかずが全部入りのとしまやミックス弁当をチョイス。
バーベキューはちょいしょっぱいかなあ。でも、ご飯をワシワシ食べたい時には良さそうです。チャーシューも脂もうまく、柔らかくて美味しい、ごはんがすすみますね、個人的にはイカフライがお気に入りでした。
帰りには木更津あたりから富士山がとても綺麗に見えてびっくりしました。頭だけでなく、全景がみえるのです。
素泊まり民宿は奥が深そうですね、大手サイトでは取り扱いが少ないので開拓が必要ですね。また利用してみたいと思います。